学習計画を立てる
場当たり的な勉強をしていては合格できません。
試験日から逆算してスケジュールを立てる必要があります。
その際、合格体験記を参照しましょう。
合格者はやはりいい勉強法をしているものです。
ただし、誰かのをそのまま真似るというのではなく、
何人かの体験記から共通点を抜き出して、
合格するのに必要な共通要素を取り入れるようにしましょう。
そうしないと、その合格者にとってはよかったものの、
自分にとっては合わないことを行ってしまう
ということになりかねません。
| こういう人はどうする? 性格によるスケジュールの違い |
□完璧主義の人
1つ1つ理解しないと前へ進めないので、長期的なスケジュール
を立てる必要があります。
□細かいことは気にしない人
試験に出るところを要領よく覚えて比較的短期間で勝負できます。
| こういう人はどうする? 環境によるスケジュールの違い |
□学生でバイトをしている人
平日は空き時間に細切れ学習、休日にまとめて復習をするように
しましょう。
□サークル活動をしている人
きちんと計画してもその通りにいかなくなりがちなので、柔軟な
スケジュールにしましょう。
| それでも目安を教えてください 標準的な学習期間は? |
もちろん個々人の元々の学力等で異なりますが、あえて目安を
示せば、勉強に専念できる環境下(1日10時間くらい)で半年
です。
ただし、これは専門学校等も活用して効率よく勉強した場合です。
独学なら相当の期間が必要でしょう。
勉強に専念できない環境の人(例えば仕事をしながら)なら
最低1年は必要でしょう。
科目別アドバイス
| どの科目もまんべんなく? 力を入れるべき科目は? |
たくさんある受験科目すべてを同じように勉強するのは非効率的
ですし、そうする必要もありません。
毎年1題しか出題されない科目に時間を割くより、毎年10題出題
される科目に時間をかけるのが当然です。
ですから、科目ごとの出題数、選択科目の有無を調べて学習時間の
配分を決めるべきです。
自然科学のように今まで学習したことのある科目なのか、
判断推理のように初めて取り組む科目なのか、
さらには、得意・不得意といった要素も加味して配分を決めます。
| どの科目から始める? 科目ごとのスタート順 |
□第一段階
専門科目≫経済学
教養科目≫判断推理と数的推理
コメント ・応用が利きやすい
・得点源にしやすい 最優先科目
□第二段階
専門科目≫民法→憲法→行政法
教養科目≫文章理解と資料解釈
コメント ・出題ウェートが大きい
・じっくり力をつけるべき科目
□第三段階
専門科目≫行政系科目と商学系科目
教養科目≫一般知識分野
コメント ・効率を重視して勉強する
・集中してポイントをつかむ
・一般知識分野のうち、専門科目と重複する科目
(経済、政治等)は専門科目と一緒に攻略
| 一般的な勉強の順序は? 系統別勉強順 |
□法律系
民法→憲法→行政法→労働法
□経済系
経済原論→財政学→経済政策
□行政系
政治学→行政学→社会学
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合格の目安は?
専門科目で6〜7割、教養科目で5〜6割くらいといわれます。
つまり全問解かなくても合格できるわけです。
言いかえると、解かなくてもいい問題が3〜4割あると
いうことにもなります。
全部解こうとして結局時間が足りなくなり、
解ける問題、解くべき問題まで解けずに終わっては失敗です。
それよりは、解けない問題、解かなくてもいい問題は捨てて、
解ける問題、解かなくてはならない問題をきちんと解くほうが
確実です。
このことは単に試験でのことというだけではなく、
勉強のやり方にもつながります。
バランスよく得点しないといけないですが(ある科目は満点
近くても、0点の科目があってはいけない)、
全ての科目を同じように勉強する必要はないということです。
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出題傾向と対策
| 専門科目 |
【法律系科目】
各法律の条文の内容や最高裁判所の判例について問われます。
(1)民法
条文も判例も多いですが、出題数は憲法とかわりません。
つまり力を入れても割に合いません。
でも、出題傾向が一定していますので、過去問に即して
よく出る範囲を押さえると得点を計算できる科目になります。
(2)憲法
主に人権の分野と統治の分野があり、人権の分野は
判例中心、統治の分野は条文中心に出題されます。
範囲が狭いので、力を入れて高得点を目指すべき
科目です。
(3)行政法
『行政法』という法律があるわけではありません。
都市計画法や建築基準法などの行政に関する法律に
共通する制度や概念が問われます。
(4)労働法、刑法、商法
国家U種では出題されませんが、地方上級では2〜3問の
出題があります。出題範囲が広くて的を絞りにくいです。
【経済系科目】
(1)経済原論
文章題だけでなく、図表の問題や計算問題も出ます。
計算問題といっても使う計算は1次方程式や連立方程式、
1次関数、簡単な微分程度です。
ですから、範囲は広いものの、経済学的概念を理解
すれば力をつけやすく、得点源になります。
(2)財政学、経済政策、経済事情
経済原論を土台とする科目なので、経済原論を理解
すれば、得点しやすくなります。
【行政系科目】
暗記科目なので、重要事項を中心に整理して、過去問を練習
するといいです。
| 教養科目 |
【判断推理】
解法を問題種類別に整理してマスターし、満点を狙うのではなく
解ける問題を確実に解く方針がいいです。
【数的推理】
数学そのものとは違いますが、やはり問題種類別の解法を
マスターしていくといいです。
【文章理解】
解き方をマスターすると満点も狙えます。
【一般知識】
自然科学、人文科学、社会科学と幅広いので、完璧を目指す
べきではありません。出題数も少ないです。
ですから、特に、政治や経済、社会分野の時事問題を新聞や
ニュースで押さえておくとよいです。